参議院選:党首討論のつまらなさ
こんにちは。金絲猴です。
参議院選挙が近づいてきましたね。
当初は衆議院との同日選が噂されていましたが、老後2000万円問題により自民党への向かい風が予想されたので、それはなくなりました。
そんな参院選にむけて、メディアではよく党首討論が行われています。
各党の党首や幹部がメディアに出てきて意見を戦わせたり、自党のアピールをしたりするわけですが、まあつまらない。つまらない。
なんでつまらないか。
まず、一人の持ち時間が短すぎます。
持てて1分。これでは建設的な議論ができるはずがありません。時間の関係もあるでしょううが、それにしても意味がありません。
実際、党首たちの話がかみ合っているとは思いません。
反論にデータを用いようにも、そのデータを詳しく明示する暇もなく、党首は「このようなデータがでています」と何の信憑性もない発言をしてしまいます。これが議論ですか?
つまらない理由二つ目。
何の話をしているかわからない。
議論ごとにテーマがあるのですが、そのテーマに関する前提知識や何が問題なのかという説明がなさすぎます。
みんなこれについて知っているのであればいいのですが、そういう人たちはどのくらいいるのでしょう。政治を若者にも浸透させたいなら、知識や問題意識の共有はしっかりやらないといけません。
今の党首討論は、みんな分かっていることを前提として行われているので、政治についてあまり知らない人からしたら、面白いことなど一つもありませんし、勉強にもなりません。
メディアってベクトルは大衆に向いていますよね?
でも、党首討論は明らかに我々に向いていませんよね?メディア、特にテレビがやる意味なくないですかもう。
三つ目。
賛成か反対かよくわからない。
政治にはいろいろ論点があり、政党はそれぞれ立場が違うはずです。なので、私たちはその立場の違いを知りたいのですが、党首の話す言葉からしかそれが判断ができない。しかも、話を聞いていてもこの人が反対か賛成かよくわからないことすらある。
せめて、視覚的に、こっちからこっちに座っている人は賛成とかわかりやすくなれば、今この人は賛成の立場で話しているのかとか、話していない党でも、賛成反対どちらの立場についているのかわかりやすい。
ということで、メディアの方々、以上のことについて改善の程お願いいたします。